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京都日記

日記です

3/9 懐かしい匂い

個人的に、懐かしい匂いというものがある。

 

例えば、畳の匂いならば、祖父母の家や、小学校の児童館、サークルの夏合宿の宿などが想起される。タバコの匂いならば、今は亡き祖父のことが想起されるし、田んぼの匂いは、小学生の頃に遊びまわったことが浮かぶ。

 

このように、「あ、この匂い懐かしいな」と感じる「匂い」は大体の場合、その「匂い」を懐かしいと感じる原因となるものや出来事を突き止めることができる。

 

しかし時々、懐かしい「匂い」の原因を突き止められないことがある。その「匂い」は何か過去のものや出来事と結びついていそうで、懐かしい感じはするものの、原因となるものは想起できそうで想起できない。

 

もしかしたら、この「匂い」は、個人の体験によらない、人類共通の絶対的な「懐かしい匂い」なのではないかとひっそり考える。  

 

最近は研究が進んで、なんと「匂い」をデータ化することができるようになってきているそうだ。

「このままでは「絶対的な懐かしい匂い」の謎が解き明かされてしまう」

謎が明かされることは嬉しいが、その反面、懐かしい匂いについて妄想することができなくなるかもしれないと思うと、寂しくもなるのだ。