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京都日記

日記です

3/2 マイベスト二人称

英語ではYouだけなのに、日本語に二人称はたくさんある。「あなた」「君」「お前」などなど。

 

人と会話するときに二人称に困るのは自分だけだろうか。

 

複数人で話しているときはよい。名前で呼べばよいのである。
問題は2人で話しているときだ。

 

なぜか自分は2人で話しているとき、相手の名前で呼ぶことが少しくどいと感じる。世間では名前で呼ぶことが一般的だとわかってはいるのだが。

 

では相手をどう呼ぶのか?「あなた」や「君」は違うし、「お前」は勢いをつけるときはいいが少し高圧的な感じがしないでもない。ああだこうだ考えた結果たどり着いたマイベスト二人称が「自分」である。

 

「自分」とは関西弁で相手のことを指す。欠点は関西弁であることと、一人称の「自分」と被ることである。


二人称「自分」には個人的に親しい人にしか使えないという側面がある。関西の人にはわかると思うが、この二人称は非常に馴れ馴れしい表現である。したがって初対面の人にはなかなか使えないし、心の距離が遠い人にも使えない。
ただし、ここで難しいのが二人称「自分」を使わないからといってその相手と親しくないというわけではない。言葉ではうまく言い表せないが、十分親しいのに、二人称「自分」が似合わない人がいる。あだ名や名前が二人称「自分」より相手のイメージにしっくりくるのだろうか、答えはわからない。

 

「自分」(二人称)。「自分」(一人称)はこの二人称が大好きである。それまで名前で呼んでいた相手を、無意識に「自分」と呼んでいたことに気づくとなんだか嬉しくなるのだ。

2/27 煙草

煙草に対して昔から漠然と憧れがあった。昭和の映画で煙草がかっこよく映るシーンなどは山ほど見たし、酒と同様に大人への階段というイメージもあった。

 

この間クラスメートとの酒の席で、酔っ払った勢いもあり、煙草を一本もらった。「吸いながらじゃないと火点かんで」「あんまり深く吸いすぎんようにな」友人のアドバイスを聞きながら用心深く吸ってみる。

 

煙草を初めて吸えたという体験が嬉しかった。思ったより吸えるものだな、煙草の味というものを初めて身をもって実感できた。

 

しかしそのような喜びの感情と同時に、そこはかとないさびしさが湧いてきた。

 

そのとき、憧れの対象であった「煙草」は、体験を伴うことにより、「たばこ」になったのであった。

 

2/26 大富豪

大富豪が、苦手である。

 

 

大学生であることから大富豪をする機会が多いが、常に貧民か大貧民の位置をキープしつづける。弱い理由はただ単に頭の回転が遅いだけなのだが、遅い時間にすることが多いので、自分は夜に弱いのだという設定で毎回ごまかしている。我ながら情けない。

 

 

そんな自分にとって大富豪が一番面白いときは、ゲームを始める前にルールを統一するときである。


「救急車」「クイーンボンバー」「激シバ」


ユニークな名前のルールが飛び交う。
このルールを知るときの感情は、日本の地方のあるあるを知るときのそれに似ている。置かれてきた環境で一カードゲームのルールさえ違うのかと思うとニヤニヤしてしまう。

 

 

というわけで今後大富豪を一緒にする機会がある人はそんなルールを教えてくれると個人的に大変よろこびます。

 

 

P.S.
「激シバ」という言葉のひびきが気に入った。四つ目のお気に入りワードに登録しておこう。

2/25 受験の思い出

今朝早く妹と母親に起こされる。いよいよか、「後悔せんように」とだけ伝え二度寝に就く。

今日は妹の大学受験日なのである。

 

自分には受験勉強の記憶があまりない。

理由は簡単、好きな人に夢中だったからである。

 

今となっては恥ずかしい話である。

模試を受けるとなるとそのための勉強よりも、模試が終わったあとその人とどこにご飯を食べに行くかを考えることに時間を費やす。

模試が返ってくるとなると、その人の結果が悪かった時にいかに慰めるか頭を悩ます。

なんならその人に合わせるために志望校を変えようとさえ思ったこともある。ど阿呆である。

 

「恋は盲目」とはまさにあのような状態であったのだなぁと今となっては思う。

 

今から大阪に高校時代からの親友に会いに行く。彼は東京に住んでいるので一年に二回しか合わないが、会うたびに久しぶり感は全くと言っていいほどない。懐かしい思い出話に花も咲くだろう。「その人」も話題として出てくるだろう。楽しみである。

 

しかし妹が試験を受けている最中であるから少し心苦しい。頑張れ妹。

 

次の停車駅は大阪。今回は喋り量勝たせてもらうで。

 

2/24 好きなひびきのことば

個人的に好きなひびきのことばがある。
三つしかないがランキング形式にして載せておこう。

 

第三位 ちゃんちゃら
このことばは主に「ちゃんちゃらおかしい」ということば遣いでつかわれる。この「ちゃんちゃらおかしい」の意味は辞書的には「あまりに馬鹿げていて思わず笑ってしまうさま(嘲笑または冷笑の意味を込めて用いられる)」であるそうだが、「ちゃんちゃら」というなんとも楽しそうなひびきで括弧内の補足が緩和、なんなら打ち消されている気さえする。
「あの人はちゃんちゃらおかしい人だなぁ」と一生のうちに一回でも言われてみたいものである。

 

第二位 ひねもす
なんと古語からのランクインである。意味は「一日中」である。「ひねもす」というひびきがかわいいと高校時代に力説してもわかってくれる人がいなかったのは苦い思い出である。「ひねもす」。このスッという音が聞こえるような単調で平坦な音階がは行やま行のやわらかい音で作られている。ちなみに「クリオネ」にも似たようなものを感じる。
また対義語が「よもすがら」であり、このいかついひびきの対義語と対照的に「ひねもす」のかわいいひびきが強調されている気もする。「ひねもす」。かわいい。

 

第一位 ちゃらんぽらん
「ちゃらんぽらん」。その意味は「口から出任せの無責任な物言いやいい加減で無責任な行動」である。いやいやこんな素敵なひびきのことばにこんな意味がついていいものか。「ちゃら」には「ちゃんちゃら」と同じく跳ねるような楽しいひびき、「ぽらん」には「ひねもす」とはまた違うが、何とも丸くかわいらしいひびきが感じられる。
「ちゃらんぽらん」。こんなに声に出したくなるようなことばが他にあるだろうか。「ちゃらんぽらん」。
「ちゃらんぽらん」な人にはなりたくないが、「ことばのひびき界」の「ちゃらんぽらん」のような存在になれるように努力したい。よくわからないが。

 


こんな感じで好きなひびきのことばを紹介したが、これからの長い人生で上にあげたことばのひびきを超えることばは出てくるのだろうか。自分が出会っていないことばがまだ無数にあるという事実に日々わくわくしながら生きている。

2/23 「名前」

この間母親の買い物を手伝いにスーパーにいったとき、ある「名前」が目に入った。

「即席麺」である。「即席麺」。この商品の特徴をびしっと表しているとともに文字のいかつさからか少し凄みを帯びているような感じもする。何度も口に出してみたくなる。

普段当たり前になっている物事の「名前」もあらためて注目してみると面白い。

他にあげると「電子レンジ」。名前になんと「電子」が入っている。あの「電子」である。生活中の身の回りのものとして意識することなどない「電子」という言葉が入っている「電子レンジ」という名前さえ、人々は生活用品の一つとしてごく当たり前に使っている。とても不思議である。

自分が将来何かを発明したときには、「電子レンジ」のように、後の人が違和感をもつような「名前」をつけてやろうと企むこの頃である。